私はベトナム出身の女性と国際結婚をした。
ベトナムでの生活は、私たちの関係を深める素晴らしい経験だった。
お互いの文化を学び合うことで、家族の価値観も広がった。
結婚証明書を取りにベトナム人妻の実家の役所に行った時、私は半ズボンをはいていたため、役所に入れないというハプニングがあった。
妻と顔を見合わせ、思わず笑いがこぼれたのを覚えている。
また、妻の実家に戻ってズボンをはきなおして役所に向かった。
懐かしい想い出だ。
2018年5月中旬で国際結婚1周年を迎えた。
国際結婚1周年と言っても、私たち日越夫婦には娘が産まれていた。
子育て中だったので、夫婦水入らずで結婚記念日のお祝いはできない。
忘れもしない結婚1周年の記念日。
娘のパスポート作りのため、妻の実家のベンチェからホーチミンの大使館へ向かった。
娘が生後3ヶ月だったのもあり、バス移動でホーチミンへ向かうのは心配。
娘のパスポートを受け取る手続きには、必ず本人がいないとダメ!
生後3ヶ月の赤ちゃんを連れて移動することの難しさを考えると、とても不安に感じたのだ。
日本に帰国するためにどうしても必要な手続きだったので、がんばって向かうことにしたのだ。

その時の動画はこちらです。
娘のパスポートは何が何でも必要でしたね。
私たちの国際結婚1周年の記念日は、特にロマンチックなこととはほど遠い日常を過ごして終わった。
結婚生活って何気ない日常の積み重ね。
些細なことに幸せを感じる日々でいい。
国際結婚一年目の現実とは?


国際結婚1年目は、さまざまな挑戦を伴う特別な時期になった。
この期間中に、日本とベトナムの文化の違いやコミュニケーションの難しさを体験したのだから。
国際結婚1年目は刺激的でありながらも簡単ではない日々を送ることができた。
文化の違いがあるため、予期せぬトラブルや誤解が生じることも少なくない。
生活習慣や思考プロセスが異なるため、同じ出来事に対する反応や理解が異なるからだ。
例えば、日常の小さな出来事でも、片方の文化では常識とされることが、もう一方には全く異なる意味を持つことがある。
例えば、妻の実家のベトナム料理は、甘い料理が多く、肉料理も甘かったので「何で甘いの?」と聞いたら「砂糖をたくさん入れているから」と妻は普通に答えた。
私は「そんな砂糖をドバドバ入れたら糖尿病になるでしょ」とびっくりして言ったら、妻は「私のおばあさんとお母さんは糖尿病だよ」とたんたんと答えたのだ。
そりゃ砂糖ばかり入れてたら、遅かれ早かれ糖尿病になってしまうだろうよ。
私は「砂糖をドバドバ入れたベトナム料理は作らないでほしい」と頼んだ。
最初の1年間は、これまで知らなかったことを学ぶ貴重な機会となった。
ベトナム料理なのに日本の味の素が調味料に使われている現実。
たこ焼きに激辛ソースをかけて食べるベトナム人は私の妻だ。
孵化直前のたまごを何の迷いもなく食べることができるか?
日本とは異なる文化に触れることで、自身の価値観や視野が広がる。
また、困難を乗り越えることで、関係性が一層深まることもある。
外国人妻が「今日は何食べたいか?」と聞いてくれたのでストレスがなかった


私は、好きなものや苦手なものがはっきりと分かれているタイプの人間。
ベトナムでの生活中、義理のお母さんが、本格的なベトナム料理を作ってくれる機会があった。
具体的には、フォーやバインミーなどのベトナムで人気のある料理がたくさん振る舞われた。
私は、料理の味については遠慮せず、明確に自分の好みを伝えるよう心掛けた。
特に、辛さやパクチーのにおいが強いものについては正直な感想を伝えたのだ。
義理のお母さんが作ったものだとしてもね。
だって、がまんして食べ続けるってストレスの原因になるでしょ。
それにハッキリ伝えることで、次回から食事が改善されるのであれば伝えた方がいい。
それが私の考え。
日本人同士だって味の好みは千差万別なわけだから、ましてや外国人同士は絶対に味の好みは違う。
時には私だけ、専用の違うメニューの料理を食べる日もあった。
最終的には、自分が本当に食べたいと感じるものを食べることが最も重要だと感じている。
そのためには、好き嫌いをしっかりと伝え、お互いが満足できる食事を作り出すことが大切だと思っている。
さらに、妻が毎回、私に「今日は何を食べたい?」と尋ねてくれることは、非常に嬉しいことだった。
このようにお互いの意見を尊重し合うことで、私たちの食事がより楽しく、充実したものになったと感じている。
私も妻に「何か食べたいのあるか? 教えて?」と言うようになった。
食欲に関しては、お互いに歩み寄りがあったと感じている。
夫婦喧嘩はあるの?実際の体験談


国際結婚において、喧嘩は避けて通れない道でもある。
多くの国際カップルがこれを乗り越えることで、より強固な絆を築いていくのかもしれない。
プラス思考で考えて、喧嘩はお互いを理解するための一歩だと思うようにした。
まず、外国人同士の喧嘩の原因にはいくつかの典型がある。
文化の違いやコミュニケーションの誤解が大きな要因となることが多い。
例えば、何気ない言葉や行動が、相手にとっては傷つく原因となる。
また、家事や生活スタイルについての期待の違いも、衝突を引き起こすことがある。
喧嘩を乗り越えるためにはどうしたらいいのか?
- 冷静になってから話し合う。
- 相手の意見を尊重し、聞く姿勢を持つ。
- 解決策を一緒に考える。
私たち日越夫婦の例になるのだけれど、ベトナムの我が家には、ハンモックが吊るされていたのだけれど、残念ながらそのハンモックはひとつしかなかった。
そのため、私たちはそれを夫婦で共有しなければならなかった。
ハンモックに体を預けて休んでみると、予想以上に心地よい揺れが私を包み込み、日々の疲れが一瞬で吹き飛ぶかのような快適さを感じることができた。
ハンモックに揺られながら、ゆったりとした時間の流れを堪能する。
それは、まるで非日常のリラクゼーション体験そのものだった。


ハンモックに寝そべりながら、スマホをいじったり、テレビを観たりする時間は至福のひとときだった。
ある時は、そんな快適さに思わず「これがハンモック依存症だ」と感じてしまったほどだ。
夫婦の間にある唯一のハンモックを巡って、私たち夫婦はしばしば小さなバトルを繰り広げた。
「私が先に使ってたんだから、ちょっと待って!」と、なかなかハンモックをお互いに譲らない。
夫や妻に使わせない。
陣地取りの小競り合いのようなものだ。
また、頻繁に夫婦喧嘩をしたわけではないのだけれど、大なり小なりの夫婦喧嘩はあった。
夫婦喧嘩って、とてもエネルギーを使うので、私はできればしたくないのだけれど、人間なのでしかたない。
私はベトナム生活中に妻と喧嘩をし、家を飛び出して逃げたことがある。
ベトナム語で話すことはできないので、遠出はできず近所の公園に向かった。
歩いている途中、放し飼いの犬がいて、もしも嚙まれたら嫌だなぁと思った。
私は狂犬病の予防接種をしていなかった。
ベトナムにいる犬は、日本のように狂犬病の予防注射を義務付けられていない。
なので噛まれたら狂犬病になってしまうだろう。
そんな不安な気持ちで公園のベンチに座ってたたずんていると、妻がバイクを運転して迎えにきてくれた。
振り返れば、いい想い出だ。
基本、夫婦喧嘩をした後、その日のうちに仲直りするように心がけている。
私たちの夫婦喧嘩の場合、何日も喧嘩が続くということはない。
たぶん。
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