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小学生の頃、ゲームしたいけど親からダメだと言われ隠された話

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小学生の頃、ゲームしたいけど親からダメだと言われ隠された話

何かの選択を迫られた時、人は考えた末に決断をくだす。

その選択が正しいかどうかは誰にも分からない。

ただ選択をした以上、進まないといけないわけだ。

小中学生の頃、ゲームが好きでよくやっていた。

特にアドベンチャーゲームが好きだった。

私の中で忘れられないのは、ファミコンのディスクシステムで任天堂から発売された新・鬼ヶ島。

新・鬼ヶ島のソフトは前編と後編に分かれていて、ふぁみこん昔話をうたい文句て発売された。

当時、小学生だったこともあり、新・鬼ヶ島を購入するお金がなく、すぐに買うことができなかった。

ディスクシステムは500円でゲームの書き換えができ、遊べるようになっていた。

私はいらないディスクカードに新鬼ヶ島の書き換えをし、夢中になって遊んだ。

1987年に発売されたから、考えてみれば35年以上前の昔の話。

ある意味、私の中でも子供の頃に新鬼ヶ島をやっていたことは昔話になってしまった。

その頃の私は、父親が買ってきた世界名作劇場全巻を強制的に読めと言われていた頃。

せっかく親が教育のために買ってくれたのだから申し訳ないと思い、世界名作劇場を読んでみたのだけれど、50冊以上もある分厚い本の山を見てしまったら読む気がしなくなってしまった。

私は一度嫌だと思ったら、頑固なまでに拒絶するタイプ。

本も読まずにゲームばかりしている私は父親に激怒され、ファミコンを取り上げられ隠された。

私は家のどこかにあるはずだとあきらめずに家中を探しまわり、ついに押入れの高いところにファミコンが隠されていることを発見し、無事に奪い返した。

しかし、私の探しだすという選択や決断は、結局、父親にぶん殴られるという結末を迎えてしまうことになったのだ。

「何で隠しているファミコンを見つけだした」 と言うなり私は父親に投げとばされ、ぶん殴られました。

私はどうやら引くことを知らない頑固者のようだったらしく、冬の寒い時期に家族で旅行にでかけて、気がついたら雪の中をほっぽりだされ、父親に反省しろと言われたこともあった。

ゲームをしてはいけない状況で、私は父親の魔の手に怯えながら、新・鬼ヶ島をプレイしたのだ。

何でそんな状況でゲームをしていたのだろう。

考えてみると私は迫害されればされるほど燃えるタイプらしい。

高校生の時に私が新聞配達のバイトをしながら学校に通うと言った時、親父に真っ先に言われました。

「絶対無理だよ。やめておけ!」

私はその言葉を聞いて異常に燃えた。

できないと言われ、私はできるという選択をした。

その選択は正しいかどうかは分からないのだけれど、自分しだいで正しくさせることはできる。 

そして、私は新聞配達をやり通し、父親をびっくりさせました。

だからなのだろうか? 

新・鬼ヶ島をプレイしていた頃、父親に「ゲームをするな」と言われていた時期だった。

そんな状況でもゲームをしている自分がたまらなく好きだった。

自分の意思でゲームをすることを決めたのが、何だか生きている実感がして楽しかったのだ。

新・鬼ヶ島というゲームの主人公は男の子と女の子で、鬼に襲われたおじいさんとおばあさんを救うために旅立つ。

犬、サル、キジを仲間にして鬼ヶ島に向かうというオーソドックスな物語に一見見えるのだけれど、実はそんなありきたりの物語ではない。

いろいろな昔話がミキサーにかけられ、それが前編と後編に分けられて、ふぁみこん昔話できましたと登場した。

本はただ書いてある文章を読むだけ。

しかし、ゲームのアドベンチャーは読んで考えて、自分で選択し、物語が臨機応変に微妙に変化したりする。

時にはその選択が間違いでゲームオーバーになってしまうこともある。

自分の人生なんて本のようにすらすらとページがめくれていくわけではないし、結末だって決まっていない。

そんな中で新鬼ヶ島のゲームのプレイ中、ことごとく選択肢があらわれ、私はコントローラーを片手に考えながら選択をした。

自分がすることは人が決めるのではない。

人がお前はできないと言ってきても、自分ができると選択をし、覚悟を決めてやるのならば、その選択は正しい方向に行くのだと信じたい。

新・鬼ヶ島をプレイしている時は、そんな人生の選択など気にせずに、ただ夢中でプレイしただけだったのだけれど、今にして思えば自分で選択する大切さを新鬼ヶ島で学んでいたのかもしれない。

小学生の頃、ゲームしたいけど親からダメだと言われ隠された話

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