日本で生まれた赤ちゃんにピアスを開けるなんて聞いたことはないし、実際に見たこともない。
けれども国が違えば文化も違う。
日本人の私はベトナム人女性と国際結婚し、妻の妊娠中からベトナムで生活していた。
妊婦になった妻の出産ぎりぎりまで病院の検診に妻をバイクに乗せて私が運転して連れて行った。
一応、私は安全第一で運転したけど、日本では妊婦がバイクの後ろに乗るなんて考えられないと思いますね。
補足として、ベトナムでは50ccのバイクはベトナムのバイクの運転免許がなくても運転することができます。
私がベトナムで生活中、ベトナム人妻の姪の当時、4歳の女の子のタムちゃんも耳にピアスをしていた。
妻の親戚の女の子たちもみんな耳にピアスをしていた。
どうやらベトナムでは生まれてすぐ耳にピアスを開ける習慣があるみたい。
娘がベトナムの病院で生まれ、ピアスを開けた時の反応
娘は生まれて間もないのに泣いている。
すごい生命力だなって感激したのをおぼえている。
しかも、生まれてすぐ娘と私と義理のお母さん、義理の妹はいっしょの病院の個室で寝ていた。
妻の場合、追加料金で個室にしてもらいましたが、大部屋の場合もあるみたいです。
日本の病院の出産事情とは異なるようです。
次の日、義理のお母さんが娘をどこかに連れて行くので、動画撮影用のカメラを持ってついて行った。
すると看護師が何やら用意している。
どうやら生まれて2日後の娘にピアスの穴を開けるみたい。
針に糸を通し、手際よく看護師は娘のピアスを開けた瞬間、娘は大泣きした。
娘の泣いている姿を見て、助けてあげたいけど助けることができず、ただかわいそうと思うしかできなかった。
けれども、大人になって自分でピアスを開けようとして失敗するよりも、日々、生まれたばかりの女の子にピアスを開けているベテランの看護師に開けてもらった方がいいのかなとプラスに思うことにした。
振り返ると、事前に妻から娘の耳にピアスの穴を開ける相談はなかったような気がします。
国際結婚あるあるかもしれませんが、相手の国の文化が外国人側にとって、びっくりする出来事だったなんてよくあります。
娘の耳に針で穴を開けて、糸を通して小さく結ぶばれていました。
うん、そうしないと穴がふさがっちゃうみたいです。
耳に糸が通った状態で11ヶ月後、赤ちゃんにピアスをつける日がきた
ずっと娘の耳穴に糸が結ばれている状態だったのだけど、妻が「そろそろ娘にピアスをつけようか」と言ってきた。
娘が起きている時にピアスをつけようとすると、娘はピアスを取ろうとしたり、顔を左右に動かしたりして危ないので、娘が寝ている時を狙ってピアスをつけることにした。
しかし、耳に何か異変を感じたのか。
いざ、ピアスをつけようとしたら寝ている娘が起きてきた(笑)
その時のYouTube動画はこちらです。
何とか無事に娘の耳にピアスをつけることができた。
ピアスは娘の生後1ヶ月の誕生日のお祝いの時に、親戚からプレゼントでもらったピアス。
ベトナムでは生後1ヶ月の誕生日に大々的にお祝いする習慣があります。
ちなみに耳につけるピアスは邪悪なものから守る魔除けでつけたりしていたそうですね。
ということで、ピアスを開ける時の娘の反応はかわいそうだった。
男親としては、見ていて痛々しかった。
日本での生活で娘のピアスはどうなったかについて
娘は生後3ヶ月頃から日本で生活し始めたのだけれど、さすがにピアスをつけたままでの生活は難しいと判断した。
妻と相談をし、ピアスを外すことになった。
娘が成長し、思春期と呼ばれる年齢となり、おしゃれでピアスをつけたいとなった頃、赤ちゃんの頃に開けたピアスの穴はふさがっている可能性が高い。
それでも妻の母国であるベトナムの文化を尊重し、赤ちゃんの時にピアスの穴を開ける。
そのような体験は、娘にとって良い想い出になることを親として祈っている。
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