親となり子育てをしていると子供の成長が楽しみでもあり、心配の連続でもある。
あれは娘が生後11ヶ月の頃、いまだに歯が生えてこなかった。
赤ちゃんの一般的な歯が生え始める時期と比べると遅いのではないかと心配した。
結果として1歳ぐらいの時に、ようやく娘の歯が生え始めて安心した。
今回は備忘録として、娘の前歯の乳歯が初めての抜けた話をしたい。
娘の誕生日記念でレストランでの食事中、乳歯が突然抜けた
娘が5歳になり、誕生日の記念で家族でおでかけをした。
お昼になり、レストラン街で娘が「お子様オムライスを食べたい」と言うので、お店に入り注文。
私たち家族が座っているテーブルに店員がお子様オムライスを運んできて、娘は大好きなエビフライから食べようとした。
エビフライは大きめだったのでなかなか噛みちぎれない。
意外と揚げ物ってパリパリして歯ごたえがある。
エビフライを噛みちぎったと同時にポキっと前歯が折れた(厳密には前歯の乳歯が抜けた)
娘の隣りにいたベトナム人妻は、娘の異変をすぐに察知し、「ティッシュに吐き出して」と言った。
もしも吐き出してなければ、娘は乳歯を飲み込んでいたかもしれない。
娘が吐き出したティッシュの中には前歯の乳歯があった。
もうね、本当にあっけないほど乳歯って抜けちゃうんだとびっくりした。
初めて乳歯が抜けた娘のレストランでの行動
突然、歯が抜けてしまった娘は、「エビフライのせいで歯が取れた」と言い始めた。
そして、「また食べたら歯が取れるかもしれないから、もう食べない!」と食事拒否状態になってしまったのだ。
妻が心配して、娘の口を開けさせ血が出ているか確認したのだけれど血はでていなかった。
私にしても子供の頃、ぐらぐらしている乳歯を自分で抜いた経験があるのだけれど、血も出たし、抜いた後、しばらく痛かった記憶がある。
「歯が抜けたところ、今も痛い?」と娘に聞くと「痛くない」と返答があった。
「じゃあ、エビフライじゃなくて柔らかいオムライスだけでも食べたら?」と言うと、娘は頑なに「もう食べない」と拒絶した。
お子様オムライスにはゼリーがついていたので、「じゃあゼリーだけでも食べてよ」と娘を説得し、何とかゼリーだけは食べてくれた。
残ったお子様オムライスは、もったいないので私が食べた(私が太る原因のひとつ)。
乳歯が抜ける前兆はあったけど黙っていた娘
娘はレストランであっけなく乳歯が拔けたのだけれど、血が出ていなかったこと、痛みがなかったことから、念のため聞いてみることにした。
「もしかして昨日、歯がぐらぐらしてた?」
「うん、してたよ」
「何でパパやママに歯がぐらぐらするって教えなかったのよ」
娘は自分に何かしら歯の異変が起きていることを親に相談してくれなかったのだ。
私にしても先手を打って子供の歯は大人の歯に生え変わること、乳歯がぐらぐらしてきたら抜けるサインだということ。
事前に娘に説明しておけばよかったと後悔した。
娘は初めて抜けた乳歯をマジマジと見つめながらこんなことを言った。
「歯の妖精さんがいてね。取れた歯を枕の下に置いておくと、妖精さんがきてプレゼントに変えてくれるらしいよ」
娘はプレゼントが欲しいのだろうか。
抜けた乳歯を枕の下に置こうとしている。
私は、娘の記念のために乳歯ケースを買おうと思った。
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