私には90代の祖母がいるのだけれど、一人暮らしをしていた。※現在は私の両親の家で暮らしている。
年齢も高齢者なので、「そろそろいっしょに住みませんか?」と姉妹夫婦のどちらも声をかけていたのだけれど、「元気な間は一人暮らしで大丈夫よ」と祖母は言う。
今回、一人暮らしをしている祖母の話をしたい。
90代の祖母が一人暮らしをしたい理由
祖母の言い分としては、いっしょに住むことで住み慣れない土地で暮らし、同年代の友達とも疎遠になるのが嫌みたいだ。
住み慣れたところで生活をしたいのだろう。
家族で祖母の家に遊びに行った時、私が「毎日、どんな生活をしているの?」と質問すると、こんな答えが返ってきた。
「毎日、高齢者の友達のおばあさんから連絡があって、その人の家でいっしょに食事をしたり、外出して食事をしたりしているよ。毎日、忙しいねぇ」
おばあちゃんは、同じ高齢者の友達とおしゃべりし、楽しく暮らしている。
毎日、誰ともしゃべらず一人でいれば、ボケてしまうので近くに気の合うおばあさん友達がいてよかった。
なので、今いる場所が居心地がいいのかもしれない。
高齢者の一人暮らしが困難になった時の対策
元気に動き回れるうちはそれでいいと思うのだけれど、元気がなくなり動けなくなった時、高齢者の一人暮らしは大変だし危険。
祖母は物忘れが激しくなってきていて、ガスをつけて鍋料理を作っている時、ガスに火をつけていることを忘れてしまい、何度も鍋を焦がしてしまった経験がある。
正直、それが元で火事になってしまわないか心配。
今は毎日、外食か友達の家で食事をすることが多くなったようなので火元の心配はなくなった。
※友達は息子夫婦と同居しているので火元の心配はないみたい。
それでも祖母の家でガスコンロを使って料理をすることがある。
私たち夫婦は祖母のお誕生日のお祝いにIH調理器をプレゼントすることにした。
これで鍋が焦げて火事に繋がる確率は低くなる。
祖母にIH調理器の使い方を教えているYouTube動画はこちら。
また、祖母は断捨離を行い、物を処分したり、あまり使わない銀行通帳を解約したり、終活に向けて準備をしている。
もしもの時に備え、エンディングノートのような用紙に大切な情報を記入して保存しておくのもありかもしれない。
他人が運転する自転車が激突してきて怪我をしてしまった祖母
いつものように買い物に出かけた帰り道、祖母はゆっくり帰宅するため歩いていた。
今は電車のホームでもスマホをしながら移動して転落してしまったり、怪我をしてしまったりする人がいる。
とある青年がスマホをいじりながら自転車を運転し祖母に激突した。
祖母は倒れた。
脳に異常はなく、骨が折れただけですんだので、今にして思えばよかったのかもしれない。
状況によっては半身不随になってしまったかもしれないのだから。
万が一、これが原因で元気だった祖母が日常生活に支障がでるぐらいの健康状態になってしまったらと思うと、ゾッとする出来事だった。
元気だとしても、第三者のせいで健康じゃなくなる危険だってある。
祖母の安否確認のため、携帯電話を持たせたことがあったのだけれど、外出中は持ち歩かない。
携帯の充電はしない。
電話の受け方、かけ方がそもそも分からない。
結局、携帯電話を解約するはめになった。
私と妻はスマートタグのTileを利用していて、位置情報を知ることできます。
妻は紛失防止にカギにTileをつけています。
おばあちゃんの家のカギにTileをつけて、今日も動いてるから安心と安否確認用に使うのもありだと思いましたね。
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